落石工法研究会  | フリーネット工法・オープンロックネット工法

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オープンロックネット
(ORN工法)
開口型落石防護網工

オープンロックネットは、ワイヤロープと金網が一体となって落石を受け止め、ネット部全体で落石エネルギーを吸収します。
より安全で高い強度、施工性を確保した新しい落石防護網工です。
また、支柱には補強材を設けたことで、落石が衝突した場合でも損傷を軽減し、本来の機能を発揮し続けることが出来ます。

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特許 第6550185号
実用新案登録 第3222949号
NETIS登録番号: SK‐210004‐A

【開発の経緯】

従来からあるポケット式落石防護網は長年、落石防護工として全国で多くの実績をあげてきました。
また、平成29年12月に落石対策便覧が改定され【慣用設計法】として性能実験を行わずに、従来型ポケット式落石防護網として、設計可能となりました。
オープンロックネットはこの設計思想を踏襲し、吸収エネルギーに影響を及ぼすことなく支柱間を広くした構造の新ポケット式落石防護網工として2019年に誕生し施工実績を重ねてきました。
そしてこの度、実物大重錘衝突実験を行い、より安全で強度アップした新しいオープンロックネットへと発展しました。

【オープンロックネットの特徴】

1、最大200kJの落石エネルギーを吸収

オープンロックネットは、金網とロープが一体となり弾性機能を高め、落石エネルギー最大200kJ(※)を吸収することが出来ます。

また、補強ロープを増設することにより、繰り返し落石を受け止めることが出来ます。

※性能検証実験では260kJを受け持つことを確認

2、支柱間隔を最大15m設置可能

支柱間隔3mの従来型とは異なり、支柱間隔を最大15mまで可能としました。特に凹凸のある立地では、安定した箇所に支柱を設置でき、落石直撃を避けることができます。

また、吊りロープ間隔は最大6mまで拡張でき、谷部への施工を避けるなど自由度が高くなりました。

3、架設面積縮小によるコストダウン

従来型の場合、凹凸の激しい斜面形状では、斜面上部までネット高を上げる等、コストアップする要因でした。

しかし、支柱高の自由度や支柱間隔の拡張により、斜面形状に左右されにくい特徴があり金網架設面積の縮小、コストダウンが期待できます。

4、支柱損傷を軽減

落石が支柱へ直撃した場合、支柱が折れ曲がるなどのリスクがありましたが、補強材を設けた事により、落石を受け流す事ができ、支柱の損傷リスクを減らしました。
また、実験により損傷が無いことを確認しました。

5、労務の軽減と安全性を確保

支柱やアンカー本数が減り、労務の軽減と経済性の向上を実現しました。また、支柱の両側には、昇降用タラップボルトを取り付けることにより、作業員が安全に作業することができます。

 

【実物大重錘衝突実験のご紹介】

▲実物大重錘衝突実験は、こちらの動画をご覧ください。

≪実験概要≫
・型式      : ORN-H-4.0型
・架設網寸法   : 高さ12m、延長15m
・支柱間隔    : 15m
・吊ロープ間隔  : 最大6m
・重錘荷重    : 4.44kN
・落石エネルギー : 183kJ
・速度      : 25.21m/s

 

 

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